St. Jude Children’s Research Hospital が 4万5千平方フィート(約4200平方メートル)のファミリーコモンズを初公開

AbbVie からの 5000万ドルの寄付で設立されたファミリーコモンズは、診察の合間に患者様とそのご家族がリラックスして一緒に過ごせる場所です。

テネシー州メンフィス及びイリノイ州シカゴ北部(2023年1月23日)– 本日、 St. Jude Children’s Research Hospital® は、研究をベースとした世界的なバイオ医薬品会社である AbbVie と共に、数億ドルをかけた「ファミリーコモンズ」を初公開しました。病院・研究機関の中にいても診療の合間などに患者様とご家族が自宅にいるかのように快適にくつろぎ、思いを巡らせることができるよう、様々な新しい工夫がなされています。そのため、治療・臨床関連の職員をあえて常駐させていません。

St. Jude Patient Care Center の二階に造られたこの4万5千平方フィート(約4200平米)の憩いの場は、 2018年に約束された歴史的な5000万ドルの寄付の一環として AbbVie が提供した資金によるものです。このAbbVie の寄付のおかげで、ファミリーコモンズの設計、建築、プログラム運営が可能となりました。また、この寄付が支援してきた患者様のご家族のための音楽療法や学校教育プログラムなどの非臨床サービスは、これからもファミリーコモンズで継続されます。

St. Jude の院長兼 CEO である James R. Downing 医師は次のように語りました。「小児がんなど重篤な疾患の治療には何年もかかる場合があります。ファミリーコモンズは、その道のりを歩む中で長い時間を病院で過ごす患者様とご家族の方々のためのコミュニティ的な憩いの場となるでしょう。このようなフロアはこれまでありませんでした。静かに過ごしたり楽しく遊んだり、ご家族のあらゆる望みに対応する様々なアメニティを提供するように創られた場所です。」

2023年2月7日に患者様に公開されるファミリーコモンズの特徴:

  • 保育園から高校までの新しい教室となるスペース ー Chili’s 提供による St. Jude School Program 用理科実験室・図書館があります
  • 読書に集中できる小空間、音楽・美術スタジオ
  • デザイン、工作などクリエイティブな活動のための空間 ー 様々な色の風船を思わせるイルミネーション天井になっています
  • 屋内・屋外のプレイエリア
  • 家族用個室 ー 病院での診療の合間などに家族でゆっくり過ごせる空間です
  • コーヒーやスナックのあるカフェ ー 患者様のご家族同士が共に過ごし励まし合えるような場所です
  • ステンドグラスで装飾された神聖なスペース ー 心を静め礼拝や瞑想をするのに適した場所です
  • 一元化された患者・コンシェルジュサービス ー それぞれのご家族に合ったサポートを必要に応じて提供します
  • イベントスペース ー 患者家族諮問委員会やご両親向けのクラスに適した場所です
  • 親同士が会って経験を分かち合うメンターミーティングスペース、テクニカルサポートセンター、保育室

Tracie Haas(AbbVie 企業責任/ブランドコミュニケーション部門上席副社長)は次のように述べています。「患者様の生命に顕著な影響をもたらすことを目標とする会社として、St. Jude Children’s Research Hospital のファミリーコモンズの創設に寄与できたことを誇りに思います。この場所は、心と身体、そして社会面でのサポートを患者様とご家族の方々にもたらすことでしょう。AbbVie の寄付を通して思慮深く設計されたファミリーコモンズは、人生で最も困難な状況にあるSt. Judeの患者様とご家族に、自宅のように安らげる空間を提供します。」

ファミリーコモンズのプロジェクトは、Dr. Downing、St. Judeの臨床治療提供機関及びPatient Family Advisory Council(患者家族諮問委員会)のメンバーのアイデアから生まれました。彼らは、診療予約の合間に家族だけでくつろげるプライベートな時間を過ごせる場所が必要だと考えたのです。当機関が提供している心身一体ケアの一環として、クリニカルケアチームがそのアイデアを病院の上層部に伝えました。そして、世界で活躍するデザイン思考会社 IDEO の協力を得て、St. Jude は当初の特定なニーズ以上を満たす革新的なスペースを計画しました。最終的な設計チームには、ANF Architects、ICrave、Evans Taylor Foster Childress Architects が参画しました。

National Outreach のディレクターであり、St. Jude の設立者 Danny Thomas の娘である Marlo Thomas がインテリアの設計に密接に関わり、塗装の色から床のデザイン、照明器具、カーペット、椅子の布地に至るまで、様々な内装を自ら選びました。

Thomas は次のように語りました。「 父が St. Jude を設立した当初の使命は、子供たちの身体に入り込む重篤な小児疾患を打ち負かすことでした。でも父は、それだけでなく子供たちや家族みんなの心と身体のケアも願ったのです。それは、普段の延長のような心地よさを家族が互いに感じられ、癒される場所、家庭のような場所を意味しました。ですから、一つ一つのことが、患者様の心も身体も癒すことを大切に考えて設計されています。細やかな配慮がなされたファミリーコモンズのクリエイティブな設計は、St. Jude が提供する心身一体ケアを見事に反映しています。」

St. Jude Children’s Research Hospital の募金・啓蒙活動組織 ALSAC の会長兼 CEO である Richard C. Shadyac Jr. は以下のように語りました。「並外れた寄付をくださったAbbVie チームの皆様に心より感謝します。これは、家族の方々のお役に立ちたいと願う AbbVie の信念の表れです。St. Jude の 60 周年を祝う今、この計画が実現し、心から嬉しく思います。」

St. Jude は、ご家族がお子様の生命を救うことに集中できるよう、患者様の治療や移動、宿泊や食事の費用をご家族に請求せず、AbbVie のような寛大なパートナーの皆様からのご寄付で充当しています。

St. Jude Children’s Research Hospital

St. Jude Children’s Research Hospital は、小児がん等、子供たちの生命を脅かす疾患の理解と治療方法を広く世界に伝える指導的な役割を果たしています。当病院は米国国立がん研究所指定の唯一の小児専門の包括的がんセンターです。設立から60年、St. Jude で開発された治療は小児がん全体の生存率を設立当初の 20% から今日の 80% にまで押し上げるのを助けてきました。St. Jude が開発した画期的な治療方法は無償で提供されます。これは、St. Jude で子供の命が救われるとき、そこで得られた知識が世界中の医師・研究者に共有され、数千人もの子供たちの命を救うことを意味します。詳細については、stjude.org にアクセスするか、@stjuderesearch でソーシャルメディアで St. Jude をフォローしてください。

AbbVie

AbbVie は現在の深刻な健康問題を解決し、将来の医療に関わる課題に対処する革新的な医薬を開発し、提供することを使命としています。人々の生命に著しく貢献することを目標とし、Allergan Aesthetics 製品群の製造及びサービスのほか、免疫学、腫瘍学、神経科学、眼科、ウイルス学、内科を含むいくつかの重要な治療分野にわたり開発努力を続けています。AbbVie の詳細情報については、www.abbvie.com にアクセスしてください。@abbvie でフォロー:TwitterFacebookInstagramYouTubeLinkedIn

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