
卒業シーズンのお祝いは安全に行いましょう/金属製風船には必ず重りを付けてください
カリフォルニア州オークランド — 卒業式シーズンを迎えるにあたり、Pacific Gas and Electric Company(PG&E)ではお客様にヘリウムを充填した金属製風船に関連する公共の安全のリスクについて注意を促しています。卒業式で風船を使用する場合には、重りで固定してあることを確認してください。そうしないと、風船は浮き上がって頭上の電線と接触し、公共の安全のリスクが生じる可能性があります。
2025年の最初の5か月間に、金属製風船が電線に接触したことによる停電が、PG&Eのサービス提供地域だけでも130件以上発生しており、54,000を超えるお客様へのサービス提供が中断されました。こうした停電が発生すると、病院、学校、信号機などの重要な施設への電力供給が中断されるおそれがあります。PG&Eの調べによると、卒業シーズン中に金属製風船による停電件数が急増する傾向がみられます。
PG&Eの電気配電部門のバイス・プレジデントであるRon Richardsonも、「卒業式で風船を空に放つイベントは楽しくて華やかですが、ヘリウム入りの金属製風船が架空電線に接触すると、広範囲にわたる停電を引き起こす可能性があります。PG&Eでは、卒業生に金属製風船には必ず重りを付け、安全に祝うよう、呼びかけています」と述べています。
金属製風船は銀でコーティングしてあり、これは電気を通しやすい物質です。風船が飛んで電線に接触すると、変圧器がショートして、停電が発生したり、電線が溶けたりして、公共の安全のリスクをもたらす可能性があります。数年前にノースコーストで開催されたホームカミングデイのパレードでは、フロート車から金属製風船が飛び出して送電線に接触したため、停電が起きました。2,700人以上がほぼ1日中停電に見舞われ、ホームカミングデイのダンスは中止になりました。
金属製風船が公共施設の電線に接触すると何が起きるのか、こちらに例を示します。https://www.youtube.com/watch?v=zqFm52C1n5Q
卒業式で風船を飛ばすお祝いを責任を持って行い、楽しんでいただくために、PG&Eでは風船に関する以下の重要な安全上の注意を守っていただくようお客様にお願いいたします。
- 「上を見て生きよう!」 注意を払い、頭上の電線の近くでは金属製風船を使ってお祝いしないでください。
- ヘリウムを充填した金属製風船が、風船が浮かび上がらないくらい十分に重たい重りにしっかり固定されていることを確認してください。重りを絶対に取り外さないでください。
- 可能であれば、金属製風船は屋内で使用してください。公共の安全を考えて、屋外では金属製風船を決して放さないようにしてください。
- 複数個の金属製風船を束ねないでください。
- 電線にひっかかった風船、凧、オモチャを絶対に電線から取り外さないでください。そのままにし、PG&Eにすぐに電話(1-800-743-5000)して、問題をお知らせください。
- 地面に垂れ下がっているか、空中にぶら下がっている電線には、絶対に近づかないでください。地面に落ちた電線にもエネルギーがたまっていて極めて危険である、ということをいつも忘れないでください。近づかず他の人も寄せ付けず、911にすぐに電話して、警察署と消防署に連絡してください。
PG&Eについて
Pacific Gas and Electric Companyは、PG&E Corporation(NYSE:PCG)の子会社で、California州の北部と中央部の7万平方マイルに居住する1,600万人に天然ガスと電気を組み合わせて提供している公共事業体です。詳細については、pge.comとpge.com/news にアクセスしてください。